<新型コロナ>重症病床の確保体制を最高レベルへ 埼玉知事、医療機関に移行要請

2021年1月6日 08時07分
 大野元裕知事は五日に定例会見を開き、新型コロナウイルスの重症患者が急増していることを受け、重症病床の確保体制を現在のフェーズ2(拡大兆候期)から最高レベルのフェーズ4(ピーク期)に移行するよう、県内の医療機関に要請したことを明らかにした。(飯田樹与)
 県内の感染者数(四日現在)は三千二百三十五人で、うち八百十五人が入院中。重症者は六十八人に上る。県によると、認知症などで介護を要する患者が多く、医療従事者の負担が増しているという。
 県が現在確保している重症病床は百八床。昨年十二月二十八日に重症者が五十四人となり、百二十床を確保するフェーズ3(拡大期)に移行する水準に到達。今月三日には六十一人となり、さらにフェーズ4への移行目安にも達した。
 フェーズ4で必要な重症病床は二百床だが、実際に確保しているのは百三十七床(即応病床は百三十一床)。人工呼吸器など機材はそろっていても、医療従事者の経験不足などで重症患者を受け入れていない医療機関もあるという。県は昨年十二月下旬、こうした医療機関向けの研修会を行い、病床確保を急いでいる。
 大野知事は会見で「極めて厳しい状況だ。高齢者対策など戦術的な対応を取ってなお、制御できる範囲を超えるぐらい陽性者が増えている」と述べた。

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