新型コロナ 自宅療養の60代男性が死亡 安否確認のリスト漏れ「感染者急増で対応できず…」神奈川県が謝罪

2021年1月9日 19時54分
神奈川県

神奈川県

  • 神奈川県
 神奈川県は8日、新型コロナウイルスに感染し、自宅療養していた横浜市の60代男性が、入院相当の情報があったにもかかわらず、適切な対応がないまま新型コロナによる肺炎で死亡したと発表した。男性は1人暮らし。県の担当者は「感染者が急増して、職員の作業量が増えた。十分な対応ができず申し訳ない」と謝罪した。
 県によると、男性は3日に陽性が判明。エックス線検査で肺炎像があったものの、男性は軽症で発症から10日経過していたことから、国の方針に基づき入院・療養は不要と判断した。
 市保健所は自宅療養と判断し、県は療養期間を6日までとした。
 4日午後10時ごろ、県が電話で男性に安否確認。血中酸素飽和度が、入院に相当する通常より大幅に低い値であることを伝えられたが、男性の応答に問題はなく、県は誤測定と判断して経過観察とした。
 この際、安否確認をする対象者のリストから漏れたという。
 5日、県は療養期間終了を判断するための電話をしたがつながらず、安否確認リストからも漏れていたため、応答がなくても安否確認すべきだとの考えには至らなかったという。6日に不審に思った親族が男性宅を訪れ、倒れている男性を発見した。
 今後、データ入力のチェックを徹底し、酸素飽和度が正確に測れない場合は医師の判断を仰ぐ新たなルールをつくるという。(志村彰太)

PR情報

神奈川の新着

記事一覧