ネコもコロナ感染 無症状でも肺にダメージ

2021年1月9日 07時20分
 新型コロナウイルスに感染したネコは無症状だったが4週間後も肺に炎症が残っていたと、河岡義裕・東京大医科学研究所教授らのチームが8日までに、米疾病対策センター(CDC)の専門誌に発表した。「飼い主が知らない間に、飼い猫の呼吸器に損傷が生じている可能性がある」とし、感染予防を呼び掛けている。
 チームはネコ6匹を実験基準に基づき新型コロナに感染させて経過を観察した。ウイルスは主に鼻や気管で増えたが、発熱やせき、くしゃみといった症状は観察されなかった。ただ肺にはウイルスが検出されなくても炎症があり、4週間後も残っていた。
 新型コロナにかかった人の一部は、息苦しさなどの後遺症を経験する。チームは、こうした後遺症のメカニズムの解明に今回の研究が役立つかもしれないとしている。
 また1回目の感染から4週間後に、同じウイルスに感染させようとしてもネコは再感染しなかった。だが、より長く間隔を空けた場合に再感染しないかどうかは不明という。(共同)

関連キーワード

PR情報