おちゃめな世界 大展開 田村セツコさんイラスト展

2021年1月9日 07時58分

独特な世界観を表現した油彩画が並ぶ=いずれも前橋市で

 一九五〇年代後半から現在まで第一線で活躍するイラストレーター、田村セツコさんの作品展「おちゃめなアリス田村セツコ展」が、群馬県前橋市千代田町の前橋文学館の三階オープンギャラリーで開かれている。観覧無料で十七日まで。新型コロナウイルス対策のため、事前予約が必要。 (市川勘太郎)
 田村さんは高校卒業後、銀行勤務を経て挿絵画家の故松本かつぢさんに師事。六〇年代に雑誌「りぼん」などで活躍し、少女イラストの草分け的存在となった。七五年に創刊し、キャラクターグッズなどを紹介するサンリオの「いちご新聞」に創刊時からイラストとエッセーを連載している。市内出身の詩人、萩原朔太郎の長女の故葉子さんと親交もあった。
 会場には、イラスト原画や油彩画を中心に約二百六十点を展示。一度は目にしたことがあるような、瞳が特徴的な女の子がほほ笑むような表情が多い。優しい色合いやタッチが幅広い世代に人気という。
 昨年五月に発売した「おちゃめ力宣言します!」(河出書房新社)から田村さんの座右の銘をまとめた「おちゃめ力100カ条」もパネルで紹介している。
 昨秋には田村さんが同館を訪れ、三階ホール前の壁などに絵を描いた。絵の具を筆やスポンジ、指先を使い木や星を描き独特な世界観を表現している。

スポンジで壁に絵を描く田村セツコさん

 同館の岩佐映子専門員は「常に新しいことに挑戦しながらもデビュー当時からぶれない生き方が伝わる。親子三代で訪れ、作品から元気をもらってほしい」と来館を呼び掛けている。
 開館は午前九時〜午後五時。水曜休館。問い合わせは同館=電027(235)8011=へ。

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