希少動物保護に支援5200万円 那須どうぶつ王国のCF

2021年1月10日 07時38分

間もなく完成するコツメカワウソの新展示場=那須町で(那須どうぶつ王国提供)

 那須どうぶつ王国(那須町)が希少動物の保護活動などを目的に実施したクラウドファンディング(CF)は、二カ月間で支援金約五千二百万円を集めた。同園は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、十二日から二月十日まで臨時休園する予定だが、支援金を活用して整備する一部施設は休園明けに、お披露目できるという。 (小川直人)
 支援金はニホンライチョウの野生復帰順化施設建設や飼育動物たちの環境改善に活用する。コツメカワウソ家族の屋内展示場は間もなく完成する。
 新型コロナの感染拡大で昨年四月中旬から約一カ月間、臨時休業するなど園の収益は激減した。続けてきた希少動物の保護活動などへの影響を抑えるため、昨年九月七日にインターネットで資金を募るクラウドファンディングを始めた。
 当初の目標一千万円は二日間で達成し、次の目標を五千万円に設定。同十一月六日までに三千四百三十二人から計五千二百四十六万五千円が集まった。
 県内からの支援も多く、地元の盛り上がりが成功につながったという。同園の鈴木和也総支配人は「希少動物を守るというメッセージに多くの人が共感してくれた。支援者の思いを受け止め、活動をしっかり続けたい」と話した。
 ニホンライチョウの野生復帰順化施設は園内の「王国タウン」の非公開エリアにできる。ヒナたちがのびのびと暮らせる屋内と屋外を合わせた施設となる予定で、今夏の完成を目指している。コツメカワウソの展示場は水場や砂場、滝などを設け、生息地に近い環境を再現する。このほか、同園で人気のマヌルネコやレッサーパンダの展示場なども計画されている。

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