例年は20秒だけど今年は2分…「福男選び」中止の西宮神社、500人が歩いてゆっくり本殿へ

2021年1月10日 09時59分
西宮神社の表大門が開き、歩いて本殿に向かう参拝客ら=10日午前6時ごろ、兵庫県西宮市で(共同)

西宮神社の表大門が開き、歩いて本殿に向かう参拝客ら=10日午前6時ごろ、兵庫県西宮市で(共同)

  • 西宮神社の表大門が開き、歩いて本殿に向かう参拝客ら=10日午前6時ごろ、兵庫県西宮市で(共同)
 参拝一番乗りを目指して大勢が境内を走り抜ける新春恒例の「福男選び」が、新型コロナウイルス感染拡大を受けて中止となった兵庫県西宮市の西宮神社で10日、スタート位置の表大門が開き、約500人の参拝客が係員に誘導され、歩いて本殿に向かった。
 「開門。えべっさんに会いに行こう。前進」。掛け声を合図に高さ約7メートルの門がゆっくりと開いた。例年は参拝者が230メートル先の本殿まで石畳を疾走、20秒ほどで到達するが、今回は最前列に係員らが配置され、約2分かけて歩いた。
 福男選びは、商売繁盛の神様「えべっさん」の総本社である西宮神社で、本えびすの1月10日に行われる「開門神事」の一環。30年以上参加しているという神戸市の皮膚科医永松潔和さん(62)は「さみしさもあるが、これが本来の神事なのかもしれない。コロナの収束を願った」と話した。
 福男選びは例年、数千人の参拝者が集まり、最初に本殿に到着した3人が「福男」に認定される。
(共同)

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