架空の動物を刺しゅう “寿”と十二支 背中に コロナ終息願い、横須賀のスカジャン店制作

2021年1月11日 07時03分

神事でお披露目された「寿」を刺しゅうしたスカジャン=横須賀市で

 新型コロナウイルスの終息を願い、顔は子(ね)、角(つの)は丑(うし)、胴体前方は寅(とら)など十二支が融合した架空の動物「寿(ことぶき)」を刺しゅうしたスカジャンを、横須賀市本町の専門店「MIKASA vol・2」が制作した。昨年十二月末には地元の諏訪大神社(同市緑ケ丘)でお清めの神事が行われ、一本(ひともと)和良店長(58)らが参列した。 (村松権主麿)
 同店によると、寿は江戸時代の浮世絵師らにより描かれ、江戸末期から明治中期の歌川芳虎は、「家内安全ヲ守十二支之図」として描いた。
 寿スカジャンのデザインは、還暦の人への贈答用に同店で販売する赤い「還ジャン」と同じスカジャン絵師・横地広海知(ひろみち)さん(39)が担当。還ジャン用に描いた十二支のタッチを生かし、力強いオリジナルの寿を描き上げた。
 神事でお披露目されたスカジャンは、青い生地の背中に寿の刺しゅうが入り、それを十二支の漢字が円形に囲む。一本店長は「コロナに屈することなく、平穏な日常や活気ある生活が戻るよう願い、職人が横振りミシンを使うスカジャン伝統の作り方にこだわって仕上げた」と話した。
 現在、神事で受け取ったお札とともに店内に展示され、希望者には受注生産もする。一着十三万二千円。問い合わせは同店のメール=mikasayokosuka@gmail.com=へ。

関連キーワード

PR情報

神奈川の新着

記事一覧