今年の選挙(上) 12年ぶり新知事誕生へ 千葉、浦安など12市町で首長選

2021年1月11日 07時05分
 千葉県内では今年、任期満了に伴う知事選や、十月に任期満了を迎える衆議院総選挙のほか、千葉、浦安、船橋、柏など十二市町で首長選が行われる。 (中谷秀樹)
 知事選(三月四日告示、同二十一日投開票)は、現職の森田健作知事が今期限りでの退任を表明し、十二年ぶりに新知事が誕生する。菅義偉首相の就任後、最初の大型選挙で、これまでに出馬を表明しているのはいずれも無所属新人の四人。新型コロナウイルスや防災対策、少子高齢化などが争点となるとみられるが、事実上、千葉市長の熊谷俊人さん(42)と県議の関政幸さん(41)=自民党推薦=の一騎打ちとなりそうだ。
 熊谷さんは旧民主党出身で〇九年に三十一歳の若さで千葉市長選に初当選。連合千葉のほか、自民の有力支持組織の県医師連盟の推薦を取り付け、地元経済界との良好な関係も強みとする。昨年末の事務所開所式では、公明の富田茂之衆院議員が出席。自民の石井準一参院議員も応援メッセージを寄せるなど保守層の一部を取り込む。
 関さんは、〇一年の知事選以来二十年ぶりの自民党本部推薦の候補者。県全域での知名度不足を課題に挙げ、「自分を知ってもらうところから始まる」と選挙に臨む。同僚県議の紹介などで、各地の支援者への浸透を図っている。県連幹部は「政策力と人柄を知ってもらえば、必然的に支持者は増えていく」と強調。公明党にも支援を要請中だ。
 このほか、元船橋市議の門田正則さん(73)、元県立高校長の皆川真一郎さん(66)も立候補を表明。門田さんは原発事故の汚染水の県内受け入れや、公立小中学校の二十人学級の実現を公約に掲げる。皆川さんは県独自の地域通貨「県札」の発行による地域経済活性化や少人数学級の推進を訴える。共産党も独自候補の擁立を検討している。
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 千葉市長選(六月十三日任期満了)は、知事選に出馬する熊谷さんの辞職で、史上初の同日選が想定される。熊谷さんの事実上の後継者で元千葉副市長の神谷俊一さん(47)と、自民党千葉市議の小川智之さん(47)がいずれも無所属で立候補を表明。市議会最大会派の自民市議団の一部と公明、立民の両会派が神谷さんの支持を表明。自民市議団の一部が小川さんを支援しており、分裂選挙となる。

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