<新型コロナ>感染対策徹底 異例の成人式 29市町村で式典 新成人2万662人

2021年1月11日 07時09分

旧土岐家住宅洋館の和室で写真撮影するマスク姿の新成人=沼田市で

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、群馬県の三十五市町村のうち二十九市町村で十日、成人式が開かれた。一都三県を対象とする緊急事態宣言下で行われる異例の成人式となったが、参加者はマスク着用などの感染防止対策を徹底し、大人への門出を祝った。 (市川勘太郎、樋口聡)
 沼田市は成人式に加え、市役所周辺に歴史的建造物を集め「大正ロマン」の街づくりを進める上之町エリアの建物を撮影用に無料開放した。国登録有形文化財の「旧土岐家住宅洋館」には振り袖姿の新成人らが訪れ、建物内の和室などで写真撮影を楽しんだ。同市出身で日本大二年の河内あゆさんは「コロナ禍だが式があったので、二年ぶりに親戚に会えた。大人になったなと実感した」と語った。

あいさつする実行委員の新成人たち=安中市で

 五百六十八人が新成人となった安中市は市文化センターで成人式を開催。アトラクションは中止し、座席の間隔を空け、学校区で分けた二部制で行った。
 式典では茂木英子市長が「できることをコツコツと続け、明るい未来を切り開いていこう」と激励。手戸悠太さん、井出磨弥さん、登坂京平さんの実行委員三人が「二十歳の意見」を発表した。登坂さんは「生きる上で何が大事かを感じ取る感性を磨くことが課題」と語った。
 太田市は市民会館で予定していた三部制の式典を中止。代わりに同館のステージで、市職員が十人程度のグループごとに新成人を記念撮影して後日、写真を郵送するサービスを行った。
 県によると、昨年十一月現在で今年の県内の新成人は二万六百六十二人(前年比二百四十八人減)。記録が残る一九八九年以降で過去二番目に少ない。うち外国人は過去二番目の多さで千九十九人。市町村別では高崎市が三千八百七人と最多で、神流町が四人と最も少ない。

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