英国の「コロナ変異種」、日本で34人、検疫すり抜け「水際に限界」 世界では49カ国・地域に

2021年1月11日 17時52分
新型コロナウイルスの変異種発生を受け、欧州から到着した旅客に防護服で対応する検疫担当の職員=2020年12月、成田空港

新型コロナウイルスの変異種発生を受け、欧州から到着した旅客に防護服で対応する検疫担当の職員=2020年12月、成田空港

  • 新型コロナウイルスの変異種発生を受け、欧州から到着した旅客に防護服で対応する検疫担当の職員=2020年12月、成田空港
 英国で拡大し、強い感染力を持つとされる新型コロナウイルスの変異種が少なくとも49カ国・地域に広がったことが各国の調べで11日分かった。日本でも帰国者や濃厚接触者計34人に英国などの変異種感染を確認。空港検疫をすり抜けた例もあり、専門家は水際対策に限界があると警鐘を鳴らす。
 日本では南アフリカで見つかった別の変異種への感染に加え、ブラジルからの帰国者にさらに別の変異種感染が確認された。他のウイルスと同様、新型コロナも複数の変異が起きることで感染が拡大することが懸念されている。
 日本政府の新型コロナ感染症対策分科会の尾身茂会長も「流行すると、極めて危機的な状況が起こる」と警戒感を示す。日本で感染が確認されたのは昨年12月1日以降の帰国者らで約7割に当たる23人が無症状だった。
 
 日本の空港検疫の検査では陰性だった後、変異種への感染が確認された例もあり、厚生労働省は昨年12月以前の帰国者にもさかのぼり、調査を進めている。(共同=山崎唯)

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