東京都医師会長 緊急事態宣言に苦言「午後8時まで動いていいと伝わっている」 

2021年1月12日 17時22分
会見する東京都医師会の尾崎治夫会長

会見する東京都医師会の尾崎治夫会長

 東京都医師会の尾崎治夫会長は12日、会見を開き、緊急事態宣言発令後の人の動きについて「午後8時までは、動いていいんじゃないかとのメッセージで伝わっている。昼間5時に開いている店はまだまだある。そこでアルコールが入って、飲食をある程度の人数でやれば感染につながる」と、午後8時までの飲食店での時短が十分な効果を上げていないとの認識を示した。
 その上で「第1波に比べものにならない感染が蔓延している状態。これを防ぐにはもっと強力なメッセージで、1人1人が考えて、人との接触を避ける努力をしないと、感染者は減らない段階に来ている」と指摘。
 現状について「保健所が濃厚接触者を隔離するんだから、われわれは努力しなくても大丈夫との考えの人もいるかもしれないが、そういう追跡は人的な資源を考えても限界に来ている」とし、クラスター対策についても「これまで有効に働いていたが、そこ追っていくことでは収まらない状況に入っている」と分析した。
 その上で「1人1人が人と人との接触を避けることをやらない限りは感染は収まらない。もう少し強力な、8時でなく、なるべく不要な外出は避けましょうという強力な、1日中にというメッセージに変えていただき、皆さんの力で乗り切ろうという強いメッセージを政府に出してほしい。もう少しメッセージを若い方に届けてほしい」と求めた。
 東京五輪・パラリンピックの開催の是非については「国民の8割は今やる状況なのか疑問を持っている。私どもも、医療として協力していくため今の状態をどう解決していけばいいか知りたい」と語った。「しかし決めていくのは国、組織委員会、東京都。そこがどう考えいただいているかは伝えてほしい。私どもが一生懸命支えますよと言えるような状態になることを願っている」とした。

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