米議会の占拠事件でコロナ感染拡大か 密室に避難、共和党議員らはマスクを拒み…

2021年1月12日 21時30分
議事堂に集まったトランプ氏の支持者ら=ワシントンで、岩田仲弘撮影

議事堂に集まったトランプ氏の支持者ら=ワシントンで、岩田仲弘撮影

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 【ニューヨーク=杉藤貴浩】米連邦議会がトランプ大統領支持者らに一時占拠された事件で、議事堂内で避難した共和党議員の一部がマスク着用を拒否するなどし、新型コロナウイルスの感染が広がった恐れが浮上している。11日に陽性となった民主党下院議員は、「避難中にウイルスにさらされた」と非難した。
 陽性となったのは東部ニュージャージー州選出のボニー・コールマン氏(75)。事務所を通じて声明を出し、「室内の多くのメンバーは、マスク着用の指示を拒んだ」と証言した。
 CNNテレビによると、トランプ支持者が議会に乱入した6日、議員らは安全確保のため密室に避難。その際、室内でマスクを渡そうとした民主党議員に対し、6人の共和党議員が受け取りを拒絶した。
 他の多くの共和党議員も着用していなかったとされる。米国では、個人の選択の自由を重んじる共和党支持層が着用を敬遠する傾向がある。
 乱入したトランプ支持者の大半もマスクを着けておらず、専門家らは占拠事件がクラスター(感染者集団)を生んだ可能性を指摘。ロイター通信は、米疾病対策センター(CDC)当局者が「電車や飛行機で地元に戻る群集が重大な感染を引き起こしかねない」と懸念する声を伝えた。

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