彫刻家・平櫛田中の作品3D画像を公開 小平市立図書館HPで

2021年1月13日 06時42分

公開された「鏡獅子」の3D画像

 小平市立図書館が、近代日本を代表する彫刻家の一人で、晩年を同市で過ごした平櫛田中(ひらくしでんちゅう)(一八七二〜一九七九年)の作品四点の3D画像をホームページで公開している。田中作品の特徴の一つである写実力の高さを堪能してもらう狙い。
 事業には、市平櫛田中彫刻美術館が協力した。同館所蔵の「鏡獅子」「唱歌君ヶ代」「尋牛(じんぎゅう)」「鍾馗(しょうき)」の四作品を専門業者が3D画像にした。画像を三六〇度回転させ、拡大することも可能。展示ケースの外からは見づらい背面を見たり、口元や服のひだなどの細かな部分の彫りを鑑賞したりできる。

「鏡獅子」の後ろ姿=小平市立図書館HPより

 ほかにも平櫛田中関連資料として、館蔵の彫刻作品と書の計十四点の平面画像を公開している。これらの画像はデジタルアーカイブ事業として昨年七月に撮影し、今年一月五日にオンラインでの公開を始めた。
 図書館の担当者は「美術館での実物の鑑賞と併せて楽しんでもらいたい。デジタルアーカイブには、図書館に寄贈された田中所蔵の書籍の目録もある。3D画像を多くの人に見てもらうことで、そうした資料が館にあることも知ってほしい」と話している。 (林朋実)

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