1969年 新幹線駅開業 三島の歴史的な動画 三島市「思い出フィルム」特別編公開

2021年1月13日 08時03分
 静岡県三島市が、一九六九年四月二十五日の東海道新幹線三島駅の開業を祝う様子などを収めた動画の配信を、動画投稿サイト「ユーチューブ」で始めた。市にとって「歴史的な一日」で、にぎわいぶりや人々の表情から、新幹線への期待や高度成長期の高揚感がうかがえる内容になっている。 (渡辺陽太郎)
 動画は当時の市職員が撮影し、市が保管していたカラーとモノクロの8ミリフィルムなどを、現役職員が編集。市公式チャンネルで配信中の「みしま思い出フィルム」特別編として公開している。

新幹線三島駅開業日にホームで行われた式典の様子

 駅の開業は、六四年の東海道新幹線開通の四年半後。大勢の市民が集まった開業日のホームの映像はカラーだ。初代新幹線「0系」の車両が到着、当時の国鉄総裁や運転士がホームに降り、晴れ着姿の女性から花束を受け取る様子が映っている。知事や三島市長、沼津市長らがテープカットし、くす玉が割れる式典の模様もわかる。フィルムは途中でモノクロに変わり、乗客が乗り込む姿も記録。混み合う改札口の様子も見える。初日の駅の乗降客は八千六百人だったという。
 開業を記念し、市内では市産業物産展が三日間にわたり開かれた。会場にはアドバルーンや万国旗が掲げられ、地元企業の出店に人が詰めかける様子が収められている。市内での山車の引き回しなどもある。当時、県職員として浜松市で勤務していた豊岡武士市長は「三島が県東部の中核として発展すると期待した出来事だった」と振り返る。

開業を記念して市内で引きまわされる山車=三島市で(いずれも市提供)

 「思い出フィルム」の公開は昨年七月に始まり、今回が三作目の配信。市にとっての歴史的イベントの紹介になるため「特別編」とした。新型コロナウイルスの感染拡大で帰省をやめたり、外出を控えたりする人たちに見てもらい、古里への思いを新たにしてもらう狙いがあるという。

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