コロナ禍、交流中止の「ふれあいサロン」 会えなくても絆は固く 墨田の住民ら児童へメッセージ

2021年1月14日 07時09分

交流していた児童らに向けて作成したメッセージを持つ民生委員、児童委員ら=墨田区社会福祉協議会提供

 同じ地域に住む児童と高齢者らが世代を超えて交流する「ふれあいサロン」の活動が、新型コロナの影響で中止が続いている。緊急事態宣言の再発令で、なかなか再開は見通せない。直接会えなくても、心はつながり続けている−。こんな思いを込め、墨田区では、大人たちがコロナ禍の子どもたちを励ますメッセージカードを贈った。 (長竹祐子)
 墨田区では、区社会福祉協議会や、民生委員、区高齢者みまもり相談室などが連携し、小学校の集会室や児童館などを拠点に、サロンを毎月催してきた。しかし、感染拡大防止のため昨年四月から途絶えている。
 直接触れ合えなくなった児童にメッセージを寄せたのは、第三吾嬬小学校(八広二)を会場とする「三吾(さんあづ)ふれあいサロン」に参加している地域住民ら約十人。サロンでは、アサガオの種植えや昔遊び、調べ学習の授業などで、子どもたちと毎月交流を重ねてきたが、本年度は全て中止になった。
 「見守っているという思いを伝えよう」との区社協の呼び掛けに応じた参加者は、民生委員、児童委員らと一緒に、「笑顔を忘れずに」「健康に過ごして」「未来に羽ばたけ」など、寄り添う言葉をハート形のカードにしたためた。カード二十五枚は、樹木に実っているように貼り付けられ、コロナ禍で学校生活を送る第三吾嬬小の児童の元に先月届けられた。
 手山晃洋副校長は「メッセージはありがたい。地域の方との触れ合いは児童にとって昔の話を聞いたり、自分たちのことを伝えたりすることができ、価値が高い」と交流が再開できる日を待ち望んでいる。

関連キーワード

PR情報

東京の新着

記事一覧