<新型コロナ>埼玉の重症病床確保、目標に届かず 戸田中央総合病院の大規模クラスターが影響

2021年1月14日 08時44分

大野元裕埼玉県知事

 大野元裕知事は十三日の定例会見で、新型コロナウイルスの重症者用病床の確保が計画よりも遅れていることを明らかにした。患者の急増を受けて十一日までに百三十一床を準備するとしていたが、すぐ使えるのは百十二床にとどまった。その後に微増し、十四日には百二十四床になるとしているが、目標に届いていない状態となっている。
 埼玉県によると、十二日現在の新型コロナ患者数は四千九百二十五人で、うち九百十七人(重症六十七人)が入院している。同日までに県が確保した新型コロナ用病床は千二百六十七床(うち重症者用は百十七床)。病床の使用率は72・4%(重症57・3%)となっている。
 大野知事は計画通りの病床が確保できていない理由として、戸田市の戸田中央総合病院で大規模なクラスター(感染者集団)が発生したことが影響していると説明。同病院は救急患者の受け入れを止めており、重症病床を開設予定だった他の医療機関が対応しているという。
 また、重症患者の治療に必要な人工呼吸器の需要が高まり、医療機関に十分に行き渡っていないことも挙げた。
 一般のコロナ病床も順次増やすとする一方で、認知症患者や高齢者など介護が必要なコロナ患者が増えており、医療従事者の確保も課題に挙げた。 (飯田樹与)

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