熱海名誉市民のお宝紹介 起雲閣で企画展

2021年1月14日 07時22分

名誉市民2人の貴重な資料や作品、コレクションが並ぶ会場=熱海市昭和町で

 熱海市名誉市民の芸術家沢田政広(1894〜1988年)と小説家杉本苑子さん(1925〜2017年)の作品やコレクションをはじめ、趣味や交流関係などが分かる貴重な資料を紹介する「お宝展」が、同市昭和町の起雲閣で開かれている。26日まで。
 市が調査や整理をしてきた歴史資料や美術品の一部を市民らに知ってもらおうと企画。ともに文化勲章受章者の2人に焦点を当て、約30点を展示した。
 沢田関連では、自身が制作したブロンズ像や張り子作品に加え、幕末から明治期に活躍した画家奥原晴湖の掛け軸などのコレクションを紹介。理由は不明だが、沢田は奥原の作品を多く所有していたという。
 杉本さんは「申楽(さるがく)新記」や「孤愁の岸(夏の月)」の自筆原稿や趣味として使っていた小鼓などを展示。小説家吉川英治に書いた弟子入りを志願する手紙とその返答も公開しており、市生涯学習課の担当者は「(杉本さんが)小説家として大成するきっかけになった手紙だと思う。2通並ぶのは貴重」と話している。
 開館は午前9時〜午後5時。会期中は休館なし。 (山中正義)

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