1.17 阪神大震災忘れない 今年も鎮魂のトランペット 川崎市中原の松平さん、神戸で演奏へ

2021年1月14日 07時00分

今年も神戸市で鎮魂の調べを響かせる松平晃さん=昨年10月、中原区で

 阪神大震災のあった1月17日に毎年、神戸市でトランペットを演奏してきた川崎市中原区の松平晃さん(78)が、今年も現地で鎮魂の調べを響かせることになった。コロナ禍のさなかに出向いていいのかと決めかねていた松平さんに13日、追悼行事の主催者から「(演奏が)みんなの大きな力になっているんだ」と、あらためて出演要請があったという。
 松平さんは1995年1月、神戸市での演奏を終えて16日夜に川崎の自宅へ。翌朝、少し前まで滞在していた街を激しい揺れが襲った。「生かされた命」との思いを胸に、99年から「1・17」の早朝の神戸でトランペットを響かせてきた。
 「鎮魂の調べを途絶えさせるわけにはいかない」と主催者。感染対策に気を配りながら、松平さんは今回、歌曲「花の街」を演奏することに決めた。
 詞は神戸を思い浮かべて書かれたとされ、横須賀市ゆかりの團伊玖磨(だんいくま)さんが作曲した。「神戸と神奈川をつなぐ曲としてぴったり」と語る。
 川崎市の自宅が2019年10月の台風19号で半壊した。松平さん自身も被災者の1人として、震災発生から26年となる歳月に思いを寄せ、「みなさんと手をつないで震災を乗り越えてきたように、コロナ禍の厳しい中だけれども、ともに乗り越えていきたい」と語った。 (石川修巳)

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