菅首相のメッセージ、伝わりにくい…加藤官房長官「指摘はもっともだ」
2021年1月14日 12時42分
加藤勝信官房長官は14日の会見で、新型コロナウイルス拡大について菅義偉首相から国民へのメッセージが伝わりにくいとの苦言が出ていることについて質問を受け、「指摘はもっともだ」と認め、「それを踏まえてどういうメッセージを発信していくのか心掛けたい」と述べた。
会見で記者は「首相が不要不急の外出自粛要請を、午後8時以降と強調し昼間も自粛してほしいとの意図が伝わりにくかった。政府のメッセージが伝わりにくい現状をどう考えるか」と、質問した。
これに対し、加藤氏は「非常にメッセージは大事なところ。よく考えていかないといけない。後半に言うとかえって内容がぼけてしまう。中心に言うと、それ以外はしなくていいと受け止められる。いろんな指摘をいただいている。それぞれの指摘はもっともだ。それを踏まえた上でどういうメッセージを発信していくのかは心掛けていきたい」と述べた。
◆国民皆保険、「しっかり守っていく」
また記者は、菅首相が13日の記者会見で国民皆保険に触れたことで「SNS上で国民皆保険の制度見直しをされるのではと話題になった」と質問した。
加藤官房長官は首相の発言について「国民皆保険制度という根幹をしっかり守っていく」中で、医療制度を検証していくという趣旨だったと説明した。
医療法改正を検討するかという質問に対して、菅首相は「医療法についても今のままでいいのかどうか。国民皆保険、そして多くの皆さんが診察を受けられる今の仕組みを続けて行く中で、今回のコロナがあって、そうしたことも含めて、もう一度検証していく必要はあると思っています」と答えていた。
医療法改正を検討するかという質問に対して、菅首相は「医療法についても今のままでいいのかどうか。国民皆保険、そして多くの皆さんが診察を受けられる今の仕組みを続けて行く中で、今回のコロナがあって、そうしたことも含めて、もう一度検証していく必要はあると思っています」と答えていた。
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