都立などの3病院コロナ専用に 東京都、重点的に患者受け入れへ

2021年1月15日 06時00分

新型コロナウイルス(NIAID提供)

 東京都は14日、都と都保健医療公社が運営する都立広尾(渋谷区)、公社荏原(大田区)、公社豊島(板橋区)の3病院を実質的に新型コロナウイルス対応の専門病院とし、重点的に患者を受け入れる方針を明らかにした。
 この日開かれた感染状況などを分析するモニタリング会議で報告した。広尾は入院をコロナ患者に限り、新規の外来患者を受け入れない。荏原、豊島はコロナ以外の入院患者は周産期や精神科の救急に限る。入院中の患者は他の医療機関への転院を調整する。
 都立と公社の計14病院は現在、コロナ病床を1100床用意。都はこれを1700床に増やす方針で、増床分を3病院が中心的に担う。都全体の病床数は現在の4000床から4600床となる。13日時点の都内入院者は約3300人で、病床使用率は82%に達している。
 軽症者らが入所する宿泊療養施設を豊島区内に15日に新設。施設は計11カ所となり、計2630人が収容可能になる。
 会議では、国立国際医療研究センターの大曲貴夫医師が「爆発的な感染拡大を疑わせる水準」と指摘。都医師会の猪口正孝副会長は「入院患者は1週間後に約4600人、2週間後には約7000人になる」と述べ、強い危機感を示した。(松尾博史)

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