無人図書館で憩い、学ぼう 「BOOK PARK ちばぎんざ」が30日グランドオープン

2021年1月15日 07時08分

30日にグランドオープンする「BOOK PARK ちばぎんざ」=千葉市中央区で

 プレオープン中の千葉市中央区の無人私設図書館「BOOK PARK ちばぎんざ」が三十日、館内の蔵書を販売する古書店の機能を加えてグランドオープンする。同図書館は公園をイメージした内装や、団体での活動やリモートワークなど、さまざまな目的で利用できるのが特徴だ。 (鈴木みのり)
 同図書館は千葉銀座商店街にあるビルの一室を借りて運営。床面積は六十五平方メートルで、壁沿いに並ぶ本棚には、利用者などが持ち寄った三千〜四千冊が収納されている。床には人工芝が敷かれ、机や自由に出入りできるキャンプ用のテントも置いてある。
 同施設の前身「ちばぎんざ図書館」は二〇一一年に開館。地元の商店会などが運営してきたが、資金難により一九年末に閉館した。
 住民交流の場だった図書館の復活のために動いたのが、空き家運営などを行う船橋市の一般社団法人「地域力研究所」。クラウドファンディングなどで資金を集め、貸し切りもできる無人図書館として昨年九月にプレオープンした。テントや人工芝は「非日常を味わえる場所に」との思いから用意した。
 本の販売を始める背景にあるのは、近年の書店の減少。近くの老舗書店「中島書店」も一九年に閉店した。同研究所代表の岡直樹さん(36)は「近所で本を購入できる環境が増えれば」と話す。本は定価の半額ほどで販売し、現在館内にある本貸し出し用のパソコンをセルフレジとしても利用できるようにする。グランドオープンを控え、岡さんは「本を通して幅広い世代が集い、刺激し合える場になると思う」と期待する。
 図書館の一般開放時間は平日午前十時〜午後五時で入館無料。月額三千円の会員になると二十四時間利用できる。貸し切り料金は一時間千円程度。

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