「東千葉メディカルセンター」問題 病院側が改善措置報告

2021年1月16日 07時04分

「再雇用してほしい」と訴える元看護補助者の女性ら=東金市で

 千葉県東金市の「東千葉メディカルセンター」で不適切な手当支給や業務委託などが指摘されている問題で、病院を運営する地方独立行政法人「東金九十九里地域医療センター」は十五日、設立団体の東金市と九十九里町に改善措置を報告した。 (鈴木みのり)
 昨年十二月に設立団体から受けた業務運営に関する是正命令に対する報告。同市によると、病院側は、規定を超える給与が支給されていたのは十三人で、総額約千二百万円の自主返納手続きを進めていることなどを説明したという。
 また、同病院について希望退職者を巡る対応が問題になっている。
 病院側は、昨年七月に看護補助者など一部職員を対象に希望退職を募る説明会を開いた。複数の出席者によると、病院側は「希望退職に応じなかった人は、賃金削減をする」と説明した。ところが、病院側はその後、削減をしない方針に変更。希望退職に応じた出席者からは「だまされた」と憤りの声が上がっている。
 四十代の元看護補助者の女性は、説明会での病院側の説明を受けて昨年八月末に退職。夫と離婚し、現在は大学生の息子二人と両親と暮らす。退職後の収入は失業保険に頼り、息子の学費は主に借金でまかなう。「少しでもお金をもらわないといけない」と新たな就職先を探し続けている。
 別の四十代の元看護補助者の女性は「病院には再雇用してほしい」と訴える。
 病院側はこれまで、東金市議会の調査特別委員会に対し、「新型コロナウイルス感染症の影響により、資金収支の適切な管理が喫緊の課題となっていた中で、一部職員に対する給与等の減額について検討したが、実施を見送った経緯がある」と説明している。

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