<新型コロナ>ワクチン、一般への接種は早くて5月 医療機関向け説明会にて示す
2021年1月16日 07時06分
埼玉県は十五日、新型コロナウイルスのワクチン接種に関する医療機関向け説明会を開き、接種は二月下旬以降に医療従事者や重症化リスクの高い高齢者らから始まる予定で、一般の県民は早くても五月以降になるとの見通しを示した。 (飯田樹与)
県によると、現時点で国内で承認された新型コロナワクチンはなく、国からワクチンの配分量や配分の時期も明示されていない。その上で、県は米製薬大手ファイザー社のワクチン三百万人分が配分されると想定して計画を作成。医療従事者や高齢者など優先接種の対象者は、全県民の約四割に当たる約二百七十三万五千人とした。
計画では、二月下旬から県内七十九カ所の病院で、医師や薬剤師など医療従事者約二十二万二千人を対象に接種を開始。三月下旬から六十五歳以上の高齢者百九十三万六千人、四月中旬から基礎疾患のある人や高齢者施設などの職員にも接種を始めるとした。それ以外の県民への接種は、その後のワクチン確保の状況などにもよるため、早くても五月以降になるとした。
また、県は病院など計五百十六カ所に設ける優先接種の会場選定を急ぎ、今月二十八日までに国に報告する。
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