ウシとヒト 足跡たどる 干支テーマに企画展 那珂川町「なす風土記の丘資料館」で24日まで

2021年1月16日 07時21分

丑が頭に乗った十二支神将像=那珂川町で

 干支(えと)をテーマにした企画展「丑(うし)を考古学する」が、栃木県 那須郡那珂川町の「なす風土記の丘資料館」で開かれている。干支の由来や、ウシとヒトとの関わりの変化などについて、美術や民俗資料などを通じて紹介している。二十四日まで。
 企画展の目玉の一つが、町内の東光寺に保存されている町指定文化財の十二支神将像。江戸時代に制作された方角や時間の守護神で、十二支の動物たちが頭にある。今回は、丑の神将像を展示している。
 ウシとヒトとの関わりについては、前橋市の古墳時代の遺跡で水田からウシの足跡が確認されていることから、農業の道具としてウシを利用していたことが分かる。
 平安時代に、牛乳から作った「蘇(そ)」を十二壺分、税として都に献上していたことが文献に残っており、牛乳を弱火で十時間煮詰めて作る様子を再現した写真も展示している。
 学芸員の瀬尾肇さんは「ウシが社会の発展に役立ってきたことが分かる」と話している。十八日休館。入館料は一般百円、高校生以上五十円。 (原田拓哉)

関連キーワード

PR情報