新型コロナの政府対応が焦点 安倍前首相の「桜」夕食会の事件でも論戦へ 18日に通常国会が開幕

2021年1月16日 20時28分
 第204通常国会が18日召集される。政府の新型コロナウイルス対策が冒頭から論戦の焦点となる。政府・与党は、休業などの命令に応じない事業者への罰則を設ける特別措置法の改正案や、経済支援を盛り込んだ2020年度第3次補正予算案と21年度予算案の早期成立を目指す。安倍晋三前首相の「桜を見る会」夕食会や「政治とカネ」の問題も焦点となる。

◆野党はGoTo関連予算案の組み替えを要求

 首相は18日に衆参両院で施政方針演説をし、20~22日に各党党首らによる衆参の代表質問が行われる。続いて補正予算案が審議入りする見通し。
 補正予算案のうち、観光支援事業「Go To トラベル」延長経費の約1兆円を巡り、野党は11都府県で緊急事態宣言が発令された状況で、年度内の事業再開は不可能だとし、医療体制強化費などに組み替えるよう要求している。

◆時短に応じない事業者への罰則を設ける法案を審議

 予算関連以外の法案審議は、新年度予算成立後の4月から行うのが慣例だが、政府・与党は今回、補正予算成立後に新型コロナ特措法と感染症法の改正案を審議し、2月上旬に成立させる日程を描く。
 休業や営業時間短縮などに応じない事業者への罰則を設ける特措法改正案に関し、野党は事業者への補償の拡充を求めている。

◆政府は高齢者の医療費負担を2割へ上げる法案も提出

 コロナ以外にも、菅政権の看板政策のデジタル改革関連法案や、単身で年金収入が200万円以上ある75歳以上の医療費窓口負担を1割から2割に引き上げるための全世代型社会保障改革関連法案などの重要法案も提出される予定だ。
 8国会連続で継続審議となっている国民投票法改正案は、この通常国会で「何らかの結論を得る」ことを自民、立憲民主両党の幹事長が確認。成立を巡る与野党の綱引きが予想される。

◆野党は「桜」夕食会で安倍前首相の証人喚問を要求

 野党は「桜」夕食会の費用補塡について説明責任を果たすよう安倍氏の証人喚問を求め、菅政権による日本学術会議の会員任命拒否問題も追及する構えだ。
 会期は6月16日まで。7月の任期満了に伴う東京都議選や、同23日開幕の東京五輪が直後に控えるため、会期延長は難しいとされる。(川田篤志)

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