「エリーゼのために」つくってない!? クラシック名曲の裏事情 明かします 昭和音大生が企画

2021年1月17日 07時13分

「名曲の秘密をひもとけばより身近に感じる」と話す制作担当の山田さん(右)と樋口涼香さん=麻生区の昭和音大で

 作曲者が別人だったり、エリーゼのためにつくった曲ではなかったり−。クラシック音楽の名曲の中には事実と違った形で伝承されてきたものがいくつかあるという。その裏事情をひもときながら名曲の調べをあらためて楽しむ異色のコンサートが二十四日、川崎市麻生区の昭和音楽大学で開催される。 (安田栄治)
 コンサート「理由(わけ)ありクラシック〜あなただけに教える名曲に隠された秘密〜」は二部(各四十五分)構成。第一部はカッチーニの「アベ・マリア」、ムソルグスキーの「展覧会の絵」から「プロムナード」や「キエフの大門」など。第二部はベートーベンの「エリーゼのために」「月光」、ベルリオーズの「幻想交響曲」から「断頭台への行進」「魔女の夜宴の夢」など、なじみのある名曲が披露される。
 「えっ うそっ!!」と思わず叫びたくなるような真実の数々は、新鮮な気持ちで当日楽しめるよう、ナビゲーター役を務める学生らがコンサートの中で明かすことになっている。演奏の編成は声楽にピアノ、電子オルガン、弦楽器からなり、同大の現役学生を含めた若手演奏家など十四人が出演する。
 「理由ありクラシック」の企画・運営を担うのは、同大で演奏会の企画制作などを学ぶアートマネジメントコースの三年生。発案者で制作担当の山田実梨(みのり)さん(21)は「クラシック音楽は小学校から学びますが、作者の素顔を知らない人は多い。おちゃめな人もいます。その作者や曲の裏事情を知れば親近感がわき、クラシック音楽をより身近に感じることができます」と話している。
 会場は同大南校舎五階ユリホール。開演は午後三時(開場は同二時十五分)。座席は満席の半分の百八十席を用意。料金は一般二千五百円、学生千五百円など。感染症対策を含め、問い合わせは、同大アートマネジメントコース企画制作室=電044(959)5121=へ。

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