「食から健康」足利市後押し 脳疾患死亡率が全国平均比2倍 飲食店など認証支援

2021年1月17日 07時35分

スマートミールの認証ステッカーを手に応募を呼びかける松本和佳子管理栄養士=足利市で

 脳卒中や脳梗塞で亡くなる人の割合が全国平均比二倍になっている足利市は、日本栄養改善学会などの学術団体による「健康な食事・食環境(スマートミール)」認証を受けるよう飲食店や小売店などを支援する。自治体挙げてスマートミール認証を支援するのは栃木県内の市で初という。 (梅村武史)
 外食やテークアウトなどで健康的なメニューを提供し、市民の健康づくりに役立てるのが狙い。
 二〇一七年の県統計によると、脳卒中など脳血管疾患による死者数は、全国平均が十万人当たり八十八人。足利市は同百七十一人と多かった。
 市の管理栄養士松本和佳子さんは、脳血管疾患の原因の一つ、高血圧になるのは塩分摂取量が多いためと指摘。「市民はうどんやラーメンなど麺類の消費が多めで、スープを飲み切る習慣も悪影響している」と分析している。
 市の支援制度は、メニューづくり、食材選び、味付け、食材の切り方、香辛料の活用など減塩に有効なあらゆる方法を管理栄養士がアドバイスし、認証登録に必要な栄養計算や書類作成のノウハウも伝授する。
 松本さんは「減塩は個人の努力だけでは限界がある。外食、テークアウトなど総合的な食のケアで高血圧ゼロを目指したい」と、応募を呼びかけている。
 希望事業者の受け付けは二十九日まで。申し込みは市健康増進課=電0284(22)4512=へ。
<「健康な食事・食環境(スマートミール)」認証> 日本栄養改善学会、日本高血圧学会、日本肥満学会などの学術団体が2018年度に始めた認証制度。外食や持ち帰り弁当、事業所給食などで、栄養バランスの取れた健康づくりに役立つ食事を提供する事業所に認証ステッカーを交付する。現在、全国419事業所を認証、県内も11事業所ある。早期から認証取得を支援している市貝町内は4事業所が認証を受けている。

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