【動画あり】きらめくビル群、東京タワー…幻想的な夜景も見納め 世界貿易センタービル展望台が今月末で営業終了

2021年1月18日 12時00分

世界貿易センタービルの展望台「シーサイド・トップ」からの眺望。左は東京タワー

 日が沈み、ライトアップされた東京タワーの横で、宝石箱をひっくり返したようにビル群がきらめき始める。世界貿易センタービル(東京都港区)最上階の展望台「シーサイド・トップ」から、この幻想的な光景が見られるのも今月いっぱいだ。
 一帯の再開発に伴うビルの建て替え準備のため、31日で営業を終了。2027年度の完成を目指して高さ約200メートルの新しい高層ビルが建設される予定だが、展望台は設置されない。

今夏にも取り壊しが始まる世界貿易センタービル(手前中央右)。最上階に展望台「シーサイド・トップ」がある。奥左は東京タワー=東京都港区で

 展望台の営業は、1970年のビルの誕生とともに始まった。40階、約150メートルの高さから、たくさんの人が東京タワーや東京湾、眼下を走る新幹線などの眺望を楽しんできた。ビルは浜松町駅と隣接しているため、上京直後に羽田空港から東京モノレールで訪れる人も多かったという。
 新型コロナウイルス対策で緊急事態宣言が再発令された後も、感染対策を実施して営業を続けている。営業終了を知り、都内から夫と訪れた女性会社員(54)は「東京タワーがよく見えて、雰囲気がよかった。なくなるのは寂しい」と名残惜しんだ。
 大勢の人に親しまれた展望台が、静かに半世紀の歴史に幕を下ろそうとしている。(写真と文・沢田将人)

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