菅首相「東京五輪、人類がコロナに打ち勝った証に」開催に改めて意欲 施政方針演説 

2021年1月18日 14時50分
第204通常国会が召集され、衆院本会議で施政方針演説をする菅首相

第204通常国会が召集され、衆院本会議で施政方針演説をする菅首相

 第204通常国会が18日、召集され、菅義偉首相は就任後初めての施政方針演説を行った。新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言の早期脱却を表明し、今年夏に延期された東京五輪・パラリンピックは改めて開催する決意を述べた。
 菅首相は「夏の東京オリンピック・パラリンピックは、人類が新型コロナウィルスに打ち勝った証として、また、東日本大震災からの復興を世界に発信する機会としたい」にすると説明。米有力紙ニューヨーク・タイムズなどが新型コロナの感染拡大を理由に五輪中止の可能性を伝えているが、首相は「感染対策を万全なものとし、世界中に希望と勇気をお届けできる大会を実現するとの決意の下、準備を進めてまいります」と述べた。
 新型コロナ対策について、首相は「飲食での感染を抑え込むことが極めて重要だ」と指摘。1年間の経験に基づいた対策として、飲食店の午後8時までの営業時間短縮やテレワークの7割実施、不要不急の外出自粛、イベントの人数制限を挙げた。
 これまで菅首相は「午後8時以降」を強調した外出自粛要請を続けていた。緊急事態宣言後も人出が劇的に減らないことから、閣僚から昼間の外出自粛を呼び掛ける声もあがっていたが、首相は演説でも「特に午後8時以降の不要不急の外出自粛」など、夜間を重点に置いたメッセージを繰り返した。
 菅首相は、昨年10月の所信表明演説では、目指す社会像として、「『自助・共助・公助』そして『絆』です。自分でできることは、まず、自分でやってみる。そして、家族、地域で互いに助け合う。その上で、政府がセーフティネットでお守りする。そうした国民から信頼される政府を目指します」と語っていたが、今回は言及しなかった。 (デジタル編集部・三輪喜人)

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