川越市長選 候補者の横顔 

2021年1月19日 07時26分
 川越市長選(24日投開票)の立候補者2人の横顔を紹介する。 (中里宏) =届け出順

◆現状維持 打破する
川目武彦(かわめ・たけひこ)さん(42)無新

 「前例がないことをできるようにして、世の中を変えるのは政治なんだ」と強く思った出来事が数年前にあった。それまで約十年間、話が進まなかった刑務所でのボランティア活動が、元法務大臣への相談がきっかけで動きだしたのだ。
 弁護士法人代表とIT会社代表の肩書を持ちながら二〇一九年、川越市議に当選。市政に参加して目にしたのは議員の限界と前例踏襲による非効率。「図書館は年一万冊の本を廃棄処分にしている。なぜ有効活用しないのか。漫画だからと『鬼滅の刃(やいば)』を置かない。子どもを集める楽しい場所にするべきでは」。しかし、「議会での質問はスポットライトを浴びるが、実際に行政が動いてくれなければ問題は解決しない」と痛感した。
 コストをかけずに効果を上げる政策を考える。「現状維持を打破したい。民間ではやっていること」

◆多選の自戒 十分に
川合善明(かわい・よしあき)さん(70)無現<3>自公

 市長任期を三期までと自ら定めた多選自粛条例を廃止して、四選出馬した。「多選自粛とコロナ禍への対処の重要性を比較したとき、コロナウイルスへの対応をしっかりやっていくのが、今の私の責任と考えた」と理由を語る。
 「多選の弊害は、本人や組織の活力が衰え、いろいろなことに慣れて問題が生じやすくなると今でも認識している。十分自戒し続けていく」と言う。
 一九八一年から市長を三期務めた故川合喜一さんの次男。大学四年の夏に弁護士を目指し、四回目の挑戦で司法試験合格。東京弁護士会副会長も務めたが、市長選出馬の要請を受け「生まれ育った川越のために仕事をするのも、ひとつの道ではないか」と転身した。
 市内の保育園定員の三千人増や東武東上線新河岸駅橋上化と駅前整備など、三期十二年の実績を強調する。好きな言葉は「正攻法」。

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