<新型コロナ>病床ひっ迫、入院待機者の臨時施設を発足へ 酸素投与など実施 神奈川県

2021年1月19日 08時15分
神奈川県庁

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 神奈川県は十八日、新型コロナウイルスに感染し、入院先が決まらない人が一時的に酸素投与などを受ける専用施設「HOTセンター」を月内に設置することを目指すと発表した。感染の急拡大で病床が逼迫し、入院待ちの自宅療養者が増えていることが原因。人材確保や制度面の課題の有無を早急に詰める。
 県によると、病院の空きスペースや体育館などに間仕切りを設け、簡易ベッドと酸素吸入装置を置く。看護師が常駐し、医師の指示を受けて運用する。県内には十八日午前の時点で入院待機者が九十五人いる。待機者の入院先が決まるまでの数日間の滞在を想定する。
 今後、HOTセンターが医療施設に当たるのか、自宅療養の一種として扱うのかなど、制度面の扱いを国と調整し、スタッフの確保も急ぐ。準備段階から安定的に運用できるまでは、自衛隊に医療人材の派遣を要請することも検討する。
 HOTは「在宅酸素療法」の意味で、慢性呼吸器不全などの患者に自宅で酸素吸入の治療をすることを指す。東日本大震災後の宮城県の病院で、自宅が停電してHOTが受けられなくなった患者を受け入れた例がある。新型コロナ対応では初めて。(志村彰太)

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