鼻出しマスク失格の受験生は49歳 トイレに3時間閉じこもり、不退去容疑で逮捕、釈放

2021年1月19日 18時54分

大学入学共通テスト=16日、東京都内で

 16日に実施された大学入学共通テストで、再三注意されてもマスクで鼻を覆わず失格になった受験生は49歳の男で、失格後に会場のトイレに約3時間閉じこもったとして、警視庁が建造物不退去容疑で現行犯逮捕していたことが関係者への取材で分かった。送検後の19日に釈放され、警視庁は任意で捜査を続ける。
 大学入試センターや関係者などによると、この受験生は16日に東京都内の試験会場で、最初に実施された地理歴史・公民の試験時からマスクで鼻を覆っていなかった。試験監督が覆うように6回求めたが受験生は応じず、次は不正行為になると伝達。午後の英語・リーディングの試験中に不正行為での失格を告げて退席を求めた。
 その後、トイレに移動してしばらく出てこず、会場側が警察を呼んだ。個室を施錠し、説得にも応じなかったため、警察官が上部付近から個室に入り、16日午後10時ごろ現行犯逮捕した。
 萩生田光一文部科学相は19日の閣議後記者会見で「他の受験生に精神的な影響を与え、看過できない状況だったと聞いている。失格は適切な措置だった」と強調。「着用が難しい場合は、事前申告してもらえれば柔軟に対応している」と述べた。文科省は、鼻と口を確実に覆うことは政府として啓発しており、試験監督の指示に従わないのは不正行為に当たるとした。
(共同)

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