子どもの被害を返信で防ぐ 千葉県警、ツイッターで直接警告 援助交際募集の投稿などに

2021年1月20日 07時24分

援助交際の募集をほのめかす投稿に県警少年課が直接返信して注意を促す=県警少年課のツイッターアカウントから(一部画像処理)

 食事やデートをして男性から金銭を受け取る「パパ活」や「援助交際」などをきっかけに少年少女が犯罪に巻き込まれないよう、県警は昨年3月から、ツイッターでの不適切な投稿に返信し、注意喚起をする取り組みを行っている。これまで県警が警告メッセージを送ったのは、600件以上に上り、アカウントの多くが凍結された。県警の担当者は「今後も周知を続けたい」と話す。 (鈴木みのり)
 「JK(女子高校生)パパ活始めました」「千葉で会える子募集してます」−。ツイッター上にはこのような投稿が多く並ぶ。県警少年課は、昨年三月から少年補導専門員が原則毎日、隠語を検索にかけるなどしてツイッターの不適切な投稿を探す巡回をしている。
 少年少女とみられるアカウントが交際を求める投稿には「この書き込みは児童買春などの被害につながるおそれがあります」などと返信。少年少女を誘い出そうとする投稿には「児童買春や児童ポルノの製造等の子供への性被害は、子供の人権を著しく侵害する極めて悪質な行為です」と警告する。
 これまでに注意喚起をした六百件以上のアカウントのうち、ほとんどは運営会社により凍結され、投稿が閲覧できない状態になったという。
 県内で、昨年一〜十月に児童買春や児童ポルノ動画などの被害を受けた少年少女は百五十七人で、そのうち約三割は会員制交流サイト(SNS)がきっかけだった。同課の担当者は「SNSは匿名性が高く、相手の言っていることが本当かも分からない」と危険性を語る。
 昨年からは、新型コロナウイルス感染拡大によるアルバイトの収入減を理由に、男性との交際を求める少女とみられるアカウントの投稿も見られる。同課の担当者は「家庭でもSNSの利用方法を指導してほしい。(巡回活動が)犯罪の未然防止になれば」と話した。

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