繊維の街のものづくり拠点 「ふらっとにっぽり」25日オープン

2021年1月21日 07時14分

新しくオープンする複合施設「ふらっとにっぽり」=いずれも荒川区で

 荒川区の日暮里繊維街に、洋裁や手芸などが楽しめる区の複合施設「ふらっとにっぽり」(日暮里六)が二十五日オープンする。ファッション関連の創業支援も行う。繊維街の新たなものづくりの拠点となりそうだ。 (砂上麻子)
 施設はJR日暮里駅から徒歩五分、地上五階建てで延べ床面積二千十六平方メートル。区民事務所の老朽化による建て替えに伴い、区民事務所と、繊維街の立地を生かしたファッションに関連する施設を併設した。
 一階は区民事務所のほか、来館者や繊維街の買い物客が休憩できる空間に。三階には多目的ホール、四階には会議室などがある。

ベビーロックのミシンが借りられるスタジオもある

 二階と五階には洋裁や手芸を楽しめる「ベビーロック・スタジオ」(二月中旬オープン予定)を設け、ロックミシンの世界的メーカー「ベビーロック」(千代田区)が運営する。ロックミシンは、布の端がほつれないようにする「かがり縫い」や、伸縮性のあるニット素材の縫い合わせができ、同社のミシンは洋裁ファンの間で人気が高い。
 スタジオでは、有料でロックミシンが使えるほか、革やプラスチックなどさまざまな素材に印刷ができるUVプリンターといった専門性が高い機器も設置。服や小物をつくる創作スペースがあり、ワークショップやイベントを通じてもの作りの楽しさを発信する。
 五階には、ファッション関連分野での起業を目指す個人や中小企業を支援する創業支援施設「イデタチ東京」を整備。個室オフィス(四室)とシェアオフィス(五席)があり、すでに入居者は決定済み。施設は、入居者同士の交流や事業運営のノウハウを提供し、日暮里から羽ばたく起業家を応援する。
 新型コロナの影響でマスクを手作りする人が増え、手芸に関心が高まっているという。区産業振興課の秦野泰嘉課長は「密にならないよう対策もしている。布を買いに来た時は施設を利用してほしい」と期待を込める。 

シェアオフィスを備えた創業支援施設「イデタチ東京」


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