<新型コロナ>埼玉県、感染拡大防止の体制強化 緊急の保健師採用に定員の2倍の応募

2021年1月21日 07時19分
 新型コロナウイルス感染拡大防止の最前線を担う保健所。その体制を強化するため、埼玉県が緊急に実施している保健師の採用選考に、定員の約二倍となる男女七十二人から応募があった。全国的に「保健師不足」とされる中、県は年齢の上限を緩和するなど間口を広げたことが要因とみており、担当者は「過酷な勤務なのに、応募してきてくれてありがたい」と歓迎している。 (飯田樹与)
 県は長期化する新型コロナ対応や将来の感染症対応などを見据え、定期採用とは別に昨年十二月八日〜今月六日、新年度から県の本庁や保健所で働く正規職員の保健師を募集。三十八人の定員に対し、関東地方を中心に一都一府七県から七十二人の応募があった。
 大学卒業予定者らを対象にした本年度の定期採用では、保健師として十一人が合格している。今回の募集と合わせると、新年度に採用される保健師は合計五十人ほど。最近十年の採用が四〜十一人だったことからも異例の多さとなる。
 県は今回の採用で、幅広く人材を募るため年齢制限を五十九歳以下(四月一日時点)に設定。資格や経験があっても年齢で断念していた人や、子育てが一段落した人たちが応募したとみられる。履歴書の志望動機に「力になりたい」と記入した、企業で勤務する産業保健師もいたという。
 今後は面接や論文試験などを行い、二月下旬に合格者を発表する予定。県保健医療政策課の担当者は「思いが強くないと気持ちが持たない状況。一緒に頑張ってくれる人を採りたい」と話した。
 保健師不足は各地で深刻化しており、東京、神奈川、千葉の一都二県は通常の職員採用試験時に予定より多く合格者を出した。

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