菅首相、五輪開催はワクチン普及「前提としない」 接種の管理は「マイナンバーの活用を検討」

2021年1月21日 22時40分
衆院本会議で代表質問に答弁する菅首相

衆院本会議で代表質問に答弁する菅首相

 菅義偉首相の施政方針演説に対する代表質問が21日、衆参両院の本会議で行われた。首相は新型コロナウイルスの感染拡大が続く中での東京五輪・パラリンピック開催に関して「ワクチンを前提としなくても、安全安心な大会を開催できるよう準備を進めている」と、ワクチンの普及が五輪開催の前提ではないとの考えを示した。衆院本会議での共産党の志位和夫氏への答弁。
 志位氏は「ワクチンを頼りに開催を展望することはできない」と指摘。首相に「ゼロベースから是非を再検討すべきだ」とただした。首相は「アスリートも含めて感染症対策をしっかり行う」として、準備に万全を尽くす方針を強調した。
 ワクチンを巡っては、米製薬大手ファイザー社との供給契約を踏まえ、首相は「全体として3億1000万回分を確保できる見込み」と説明。接種記録の管理について「マイナンバーの活用も含め、効率的に把握できる仕組みを検討する」と表明した。
 自民党で相次ぐ「政治とカネ」を巡る問題について、首相は「政治家は責任を自覚し、国民に疑念を持たれないよう常に襟を正すべきだ」と述べるにとどめた。「桜を見る会」前日の夕食会費用補填問題を巡る安倍晋三前首相、収賄事件で在宅起訴された吉川貴盛元農相の証人喚問については「国会が決めること」と否定的な考えを示した。(村上一樹)

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