博士号を取得した英語教師 「2足のわらじ」に初挑戦? ジル米大統領夫人

2021年1月21日 20時51分
20日、米ワシントンでの就任式後、短縮されたパレードのルートを歩くバイデン大統領(左)とジル夫人=UPI・共同

20日、米ワシントンでの就任式後、短縮されたパレードのルートを歩くバイデン大統領(左)とジル夫人=UPI・共同

  • 20日、米ワシントンでの就任式後、短縮されたパレードのルートを歩くバイデン大統領(左)とジル夫人=UPI・共同
 ファーストレディーとしてホワイトハウスに足を踏み入れる直前、新大統領となった夫と静かに抱き合った。その姿には、前妻と子ども2人を亡くしたパートナーを支えた優しさがにじんだ。就任式の前には、全米の子どもたちに向けた動画をネットに投稿し、「この国の未来を一緒につくろう」と呼び掛けた。
 5人姉妹の長女として、東部ペンシルベニア州フィラデルフィア郊外で育った。大学卒業後、5度にわたるバイデン氏の求婚を受け入れ、自らも再婚。その後はコミュニティーカレッジ(2年制大学)などで英語を教え、博士号(ドクター)も取得した。今後も教壇に立ち続ければ、「2足のわらじ」を履く初のファーストレディーとなる。
 その影響力は思わぬ形で現れたことも。大統領選後の昨年12月、米有力紙ウォール・ストリート・ジャーナルが、名前の前に「ドクター」の肩書を付けることについて「不必要で詐欺的だ」と批判するコラムを掲載。教育者としての長年の業績を軽んじるような論調に、全米で怒りの声が沸き上がった。男女問わず、国民の共感は強い。
 就任式でまとった青いドレスコートは、ニューヨークに拠点を置く新進ブランドを起用。優美さと落ち着きを兼ね備えた着こなしが早くも話題となっている。69歳。(杉藤貴浩)

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