<新型コロナ>緊急事態宣言再発令2週間 死者増、効果見えず 千葉県知事「危機的な状況」

2021年1月22日 07時27分

時短営業の協力を求め、商店街を回った森田健作知事だが、宣言2週間で効果は見えてこない=12日、船橋市で

 新型コロナウイルスの緊急事態宣言が今月七日に再発令されてから、二十一日で二週間がたった。県は飲食店への時短営業要請などの施策を打ったが、新規感染者は増加傾向で結果が付いてこない。森田健作知事はこの日の定例会見で「効果はいまだ見えておらず危機的な状況」と中間評価した。死者も増加し、不安を抱えながら宣言期限の二月七日までの折り返しに突入する。 (中谷秀樹)
 県内の直近一週間(十五〜二十一日)の感染者は三千百六十二人で、宣言一週目の前週(八〜十四日)の二千九百八十五人を百七十七人上回った。十五、十六両日に二日連続で五百人を超え、直近一週間の新規感染者数(人口十万人当たり)は五〇・三五人で、政府が宣言解除の目安とするステージ3の条件(十五人以上二十五人未満)から程遠い。
 森田知事は定例会見で、十二日夜に船橋市内の居酒屋などを巡った視察を振り返り「八〜九割の店は協力してくれた。でも、なかなか感染者が減らない場合は、より一層強い措置が必要。休業要請なども含めて考えていかないといけない」と述べ、飲食店などへの要請強化の可能性に言及した。県の久保秀一・健康危機対策監は「緊急事態宣言の効果が出て新規感染者にブレーキがかかるのは二週間後から」としており、二十二日からの三週目の感染状況がカギになりそうだ。
 死者の増加も歯止めが掛からない。今週は三十四人が死亡し、前週の二十九人を上回り過去最多を更新。十八日に六十歳未満の性別・居住地非公表の感染者が県内で初めて自宅療養中に死亡した。県保健所は毎日の健康観察を続けたが、容体急変に対応が追い付かなかった。県内の病床稼働率が70%(重症用78%)に上る医療体制の逼迫(ひっぱく)が背景にある。

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