ドローンで石岡支える 市職員パイロットチーム 広報活用、将来は災害現場に

2021年1月22日 07時38分

各課の職員で結成したパイロットチーム「ピースフル・ブルー」のメンバーたち=石岡市役所で

 石岡市職員によるドローンのパイロットチームが本格始動した。ドローンの機動性を生かし、災害現場などでの活躍が期待される。メンバーは「多くの市政の現場で役立たせたい」とスキルアップに励む。 (林容史)
 チーム名は「ピースフル・ブルー」。市章の青と市が目指す「円満な市政」から命名した。
 昨年四月、庁内で若手を中心にメンバーを募集し、二十一〜四十四歳の職員二十二人で五月下旬に発足した。市によると、消防本部での例はあるが、各課横断のドローンチームは県内初。十一月には、職員の操縦技術向上や活用分野の開拓を目的に、ドローン操縦の講習も手掛ける県西自動車学校(筑西市)と包括連携協定を締結した。
 市は、ドローンの可能性にいち早く注目していた。二〇一七年に茨城大生の研究会と災害時の応援協定を結ぶと、一九年には庁内でプロジェクトチームをスタートし、本格導入に向けて準備を進めてきた。
 これまでドローンの使用は、市内観光のPR動画撮影を外部に委託する程度だった。職員に操縦する技術があれば、台風や地震などの災害にも迅速に対応し、経費も節減できる。パイロットチームの結成は、職員自身の技術向上にもつながると判断した。
 重さ約九百グラムの大型一台と練習用の小型二台の計三台のドローンを購入。広報用に中心市街地や農村風景を撮影したほか、老朽化した市営住宅の屋根を調査するためにドローンを飛ばしている。今春にリニューアルオープンする市内の「県フラワーパーク」では、ダイナミックな映像を見ることができそうだ。
 市は今後も活用分野を拡大する方針だ。筑波山などで遭難した行楽客の捜索、不法投棄の確認、イノシシなど有害鳥獣の生態調査などを検討している。
 チームリーダーに任命された総務課の田村雅輝さん(37)はドローン独特の映像に魅了されてチームに応募した。自宅でも練習を重ねる日々だ。「ドローンが生かせる分野にどんどん挑戦していきたい」と意気込む。

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