全休をとって復唱したのに…演説や答弁に与野党から不安<今週の菅首相>

2021年1月23日 06時00分
2021年1月16~22日
 「首相の一日」には連日、多くの面会者の名前が並ぶ。だが、通常国会召集の前日だった17日分の記載は「終日、東京・赤坂の衆院議員宿舎で過ごす」。昨年9月の就任以来、最も簡素だった。翌18日の朝、菅義偉首相は「就任して初めての全休。今日の施政方針演説を復唱していた」と記者団に明かした。
 念入りの準備を経て始まったはずの国会で、首相の演説や答弁に厳しい指摘が相次いだ。
 施政方針演説では、緊急事態宣言下にもかかわらず「コロナ後」の政策を淡々と読み上げ、「政治的リーダーシップと熱意を感じることができない」(玉木雄一郎国民民主党代表)などと批判された。前日に復唱したはずが、「徹底的な対策」を「限定的」と言うなど読み間違えもあった。

21日、参院本会議の代表質問で答弁する菅首相

 各党の代表質問が衆参両院の本会議で始まると、答弁時間の短さが問題になった。21日の参院では30分間の質問に10分ほどで答え、議院運営委員長が政府に改善を申し入れる異例の事態になった。
 25日からの予算委員会は、事前に準備した原稿を読む代表質問と違い、ごまかしの利かない一問一答形式だ。答弁を危ぶむ声は与野党双方から挙がっている。(井上峻輔)

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