<新型コロナ>舞台で園児に元気を 船橋のNPOが幼稚園でミュージカル

2021年1月23日 07時31分

「お互いの違いを大切にして、つながろう」などと呼び掛けたミュージカル=船橋市で

 コロナ禍でも、音楽の楽しさやつながることの大切さを子どもたちに伝えたい−。船橋市のNPO法人がオリジナルのミュージカルを制作し、二十一日に市内の古和釜幼稚園で初上演した。新型コロナウイルスの影響で行事などが中止になり、「園児たちが元気になってくれれば」と企画。特産のナシをはじめ、さまざまな果物に扮(ふん)したキャラクターが登場し、園児たちに「誰もに違いがある。違っていいし、その中に小さなしあわせのたねがある」と呼び掛けた。 (保母哲)
 NPOは、パフォーマンスバンク。「気軽に生演奏を楽しんでもらえるように」と二〇一四年に設立され、地元の音楽家らが関東各地の高齢者施設や保育所、病院を訪れ、コンサートなどを催している。
 新型コロナの感染拡大で子どもたちのさまざまな活動が制約されていることから、ミュージカル「フルーツポンチ!〜怪盗サンバガラスあらわる!〜」を創作・上演することにし、昨年十月から脚本作りや稽古などを続けてきた。
 果物のキャラクターは、うまく話せず「な…、な…、な…」と口にする主人公の「梨(なし)の実ナッチ」のほか、パイナップル、リンゴ、ミカン、メロンなど。学校行事の「あおぞら市場」に向けて役割を決める最中、三羽のカラスがやってきた−というストーリー。
 園内の二階ホールで二回上演され、年中組と年長組の園児計約三百四十人が鑑賞した。一時間余の上演中、園児たちはキャラクターに声を掛けたり、拍手をしたり。主催したNPO代表理事の鈴木浩之さん(38)は「舞台芸術や地元の良さなどを伝えたかった」と話した。
 監督を務め、脚本・演出担当でもある岡元邦治さん(45)は、今回のミュージカルのため新曲「梨花(りんか)」などを制作。「誰もに違いがあるから、自分の得意な部分でみんなとつながれるといい−との思いを込めて作った」という。
 このミュージカル上演は、コロナ禍での文化芸術の振興を図る、文化庁の「次のにない手を育成する子ども向けコンテンツ制作事業」に採択された。今後は市内の保育所や学校、イベントなどで披露することにしている。

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