<各駅停車>卒業を前に

2021年1月24日 07時29分
 新型コロナウイルスの感染が収束しない中、迎えた受験シーズン。マスクを着けて手指の消毒を徹底する受験生は、例年以上の不安や負担を抱えているのだろう。
 思い返すと、今春卒業の小中高校生は、親しんだ学校の最後の年に行事の中止や縮小が相次いだ。修学旅行や運動会、文化祭、部活動の大会など。いつもの年なら仲間と過ごすかけがえのない機会になるものばかりだ。
 先日、ある中学校を取材で訪れた際、校長から「入試が終わったら、卒業式の前に日帰りの旅行を考えている」と教えてもらった。我慢を強いられた三年生を考えての企画。例年にはないことで貴重な思い出の場になりそうだ。
 ただ実現できるかどうかは感染状況次第。今のままなら断念するしかないという。自分一人の手洗いやうがい、三密の回避が、どれだけ感染縮小につながるか分からないけれど、あらためて徹底しようと思う。 (寺本康弘)

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