大好きな生きもの描き脚光 宮代特別支援学校 白岡の真藤元気君(12)

2021年1月24日 07時30分

教育長室に飾られることになった「豊かな自然」と描いた真藤君=宮代町の宮代特別支援学校で

 宮代町にある宮代特別支援学校小学部六年の真藤元気君(12)=白岡市=は、小さいころから生きものを描くことが大好き。木の上、草むら、水の中や土の中。魚や昆虫、動物たちがびっしり描き込まれた躍動感あふれる絵は、見る人たちを楽しませており、真藤君は「いろんな人に知ってもらえたり、見られたりするのがうれしい」と注目されることを喜んでいる。 (寺本康弘)
 真藤君が絵を描き始めたのは三歳のころ。生きものが大好きで、中でも魚や昆虫がお気に入りだ。各地の水族館を訪れて観察し、図鑑で勉強。出合った生きものたちは頭の中に記憶していて描きたくなる。初めにボールペンで輪郭を書き、データとして取り込んでタブレット端末で色を塗っていく。作業が長時間にわたると腕がつったり、動きづらくなったりするので「休み休みする」という。
 三年生の時から担任の今西拓哉教諭(28)は、真藤君の作品を「感動するほど素晴らしい」と絶賛。休み時間に真藤君が教室のホワイトボードに描いた絵があまりにリアルで良かったので、消せなかったこともある。
 昨年の夏に同校を訪れた高田直芳県教育長も、展示していた真藤君の絵を見てほれ込んだ一人。教育長室には真藤君が五年生の時に描いた「豊かな自然」という作品が展示されている。展示が決まった際、入院中だった真藤君はその知らせを聞き、とても驚いたという。
 昨年の同校の文化祭では、真藤君が描いた作品をポストカードやメモ帳の表紙にして、保護者や教員向けに販売もした。注目を集める真藤君の絵。どのような作品を生み出すのか今後も活躍が期待されるが、本人は「将来は水族館の飼育員になりたい」と笑顔で教えてくれた。

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