バイデン政権、台湾との関係強化を明言 トランプ氏の対中強硬路線を継承、圧力を非難

2021年1月24日 21時59分
22日、米ホワイトハウスで演説するバイデン大統領(AP)

22日、米ホワイトハウスで演説するバイデン大統領(AP)

  • 22日、米ホワイトハウスで演説するバイデン大統領(AP)
 【ワシントン=金杉貴雄】バイデン米政権は23日、中国の軍事圧力に対し台湾と関係を強化することを明言した。バイデン大統領は英国、カナダ、メキシコの各首脳と電話で協議し、外交を本格化させた。
 米国務省は23日の声明で、中国が台湾に軍事、外交、経済で圧力を続けていると非難。バイデン政権が進める同盟国や友好国との協力に「台湾との関係を深めることも含まれる」と明言した。インド太平洋地域の平和と安全の維持のため、台湾の自衛能力維持を支援することも強調した。
 トランプ前政権は台湾支援のために武器売却を促進。政府高官の派遣を続けるなど中国に対し強硬路線を堅持してきた。バイデン政権もこれを引き継いで台湾支援の姿勢を打ち出した形で、中国の反発は必至だ。
 一方、バイデン氏は23日、英国のジョンソン首相と電話で協議し、同盟深化や中国、ロシア、イランへの対応で協調していく考えで一致した。両首脳は新型コロナウイルスや気候変動の問題も議論。ジョンソン氏は、バイデン政権による温暖化対策の枠組み「パリ協定」への復帰や世界保健機関(WHO)からの脱退撤回を歓迎した。
 バイデン氏は22日にカナダのトルドー首相、メキシコのロペスオブラドール大統領とも電話で協議している。サリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)も、日本を含む各国当局者と電話協議している。

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