LRT開業1年遅れ 工事費226億円増に 宇都宮市議会議員協で説明

2021年1月26日 07時45分

市内では各地でLRTの工事が行われている=宇都宮市で

 宇都宮市と芳賀町が整備を進める次世代型路面電車(LRT)について、宇都宮市は二十五日の市議会議員協議会で、二〇二二年三月に予定していた開業が一年遅れの二三年三月になる見通しを説明した。軟弱地盤などによる工事の追加や、新型コロナウイルスで、事業予定地の地権者との交渉が一部遅れたため。 (原田拓哉)
 市によると、当初、総額四百五十八億円の工事費を見込んでいたが、二百二十六億円増え、六百八十四億円に膨らむ。増額の負担割合は、市が百九十一億円、町が三十六億円。事業費の半額は、国の補助金でまかなわれるとした。
 増額分は地盤改良工事四十七億円、車両基地に置かれた車両を豪雨被害から守る対策強化費九億円、軌道部分の地下に埋設されている電力、通信ケーブルの移設費三十五億円など。市は増額分にLRT整備基金と市債を充て一般財政への影響は抑えられるという。
 遅れが出ていた地権者との交渉も、現在、契約率は約九割に達している。
 LRTは、宇都宮駅東口から芳賀町の工業団地を結ぶ一四・六キロ区間で整備が進んでいる。レール敷設や鬼怒川橋梁工事など、整備区間の八割で工事を着手。駅西側の延伸ルートについては、本年度末までにルート案が示される。
 佐藤栄一市長は「大型事業で予算額の増額はある。今回のことで市民が期待していることが分かった。開業の遅れなど申し訳ない」と話した。

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