シカ肉使ったレトルトカレー発売 家庭で味わうジビエ、伊勢原で開発 東海大生がパッケージをデザイン

2021年1月27日 07時36分

レトルトカレーとパッケージをデザインした鈴木さん=伊勢原市で

 伊勢原市で獣害対策の一環として捕獲されたシカの肉を使ったレトルトカレーが売り出された。新型コロナウイルスの感染拡大で巣ごもり需要が高まる中、飲食店やコンビニエンスストアを展開する地元企業のセゾオンが家庭でジビエを味わえるようにと開発。大学生がデザインしたパッケージも目を引く一品だ。 (吉岡潤)
 セゾオンは、同市役所で「お食事処しいの木」を運営する。市が県猟友会伊勢原支部と協力して捕獲したシカを有効利用するための商品開発の打診を受け、昨年四月にメンチカツカレー、同八月にはミートボールスパゲティをメニュー化してきた。
 コロナ禍で外食控えの流れを受けて売り上げが減少し、新たに目を付けたのがレトルトカレー。ルーはタマネギを多めに使ってコクを深めた。高タンパク低カロリーが売りのシカ肉は別工程でボイルし、しっかり形を残して食べ応えが感じられる仕上がり。大山地区の施設「猪(いのしし)・鹿肉問屋阿夫利山荘」で狩猟後すぐに処理加工され、臭みはない。
 パッケージにはシカの顔をかたどった「鹿肉」の文字と角、地元の霊峰大山が描かれている。隣接する平塚市にキャンパスがある東海大三年でデザインを学ぶ鈴木梨沙さん(21)がデザイン。「どうやったら面白くなるかを考え、カレーではなく、シカ肉を前面に出してみた」と意図を説く。
 一人前二百グラムで八百四十二円。売り上げの1%は市の文化財の保護や周知に使われる。市役所売店などで販売。問い合わせは、セゾオン=電0463(93)2252=へ。

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