群馬県防災ヘリ「はるな」 墜落事故機の後継を公開 「警報装置」など装備、夏から活動

2021年1月27日 08時02分

墜落事故後の後継機として導入した県防災ヘリ「はるな」=前橋市で

 群馬県の防災ヘリコプター「はるな」が二〇一八年八月に中之条町の山中に墜落して乗員九人が死亡した事故を受け、同名を譲り受けた後継機が二十六日、前橋市下阿内町の群馬ヘリポートで報道陣に公開された。最新鋭の機体で、再発防止のために地表への異常な接近を知らせる「対地接近警報装置」や、空中衝突防止警報などを備えた。操縦士と整備士の訓練は今月から既に開始しており、救助や消火などの実際の活動は夏に始める予定だ。 (池田知之)
 機体はイタリアのレオナルド社のAW139型で、定員十六人。価格は約二十億円。最大巡航速度は約二百八十キロ、航続距離は約八百キロ。ボイスレコーダー(音声記録装置)や高性能の自動操縦装置なども導入した。外観は先代機を踏襲し、県の花レンゲツツジのオレンジ色と緑色の線を描いた。運航は朝日航洋(東京)に委託する。
 再発防止のため、二人の操縦士が同乗して安全確保を図る「二人操縦体制(ダブルパイロット)」も採用する。
 事故では、県防災航空隊と吾妻広域消防本部の職員計七人と、県が当時運航を委託していた東邦航空(東京)の機長と整備士が死亡。事故を受け、一九年一月に県が発表した「県防災航空体制のあり方検討委員会」の報告書では、各種警報装置の必要性などを指摘していた。 

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