家族を笑顔に 父へのヒント 藤沢の男性がチェックカード製作へ寄付募集

2021年1月27日 08時17分

川口博史さんが製作中のパパカードのイメージ

 コロナ禍で働き方が変わる中、父親や夫として家族への関わり方を見つめ直したという神奈川県藤沢市の会社員、川口博史さん(42)が、家族のために大切にしたい考え方や行動を解説した「アルティメット・パパカード」の製作を進めている。父親たちが「あるべきパパとしての行動を、パッと思い出して使えるカードにしたい」という。 (小林由比)
 妻と小学生の二人の子と暮らす川口さん。教育関係の企業で仕事に熱中してきた。「男は仕事をしてなんぼと、疑わなかった」。片道一時間半かけて通勤、帰宅は子どもたちの就寝後という生活を続けてきた。

川口博史さん

 考えを変えるきっかけはコロナ対策のテレワーク。増えた在宅時間を「家族の幸せのために使おう」と思ったが、家事をしようにも足手まといになったり、会話のきっかけがつかめなかったりと、思い描いたようにはいかなかった。「平日ほとんど留守にし、家事や育児について妻とすり合わせしてこなかったツケだ、と感じた」
 そこから、本を読んだり、男女共同参画センターの専門家に話を聞いたり猛勉強。子育て期のパートナーシップでは、妻が「夫は家族と過ごす時間を努力して作っている」と感じられたり、いたわりを感じられたりすることが重要だと学んだ。「自分のような失敗をしてほしくない。目に見える形で行動や考え方を変えられるよう、確認できるアイテムがあれば」と、パパカードを思い付いた。
 カードは四十五枚のセット。具体的な行動の是非をイラストとともに示した。例えば「努力を子どもの前では見せない」は×、「何かを成し遂げる努力を子どもの前で見せる」は○といったように。「ちょっと上の先輩方」二百人に話を聞くなどして行動を選んだ。
 「今月はこの三枚、と夫婦で話し合い、振り返りを繰り返し、面と向かって話しにくい『真面目な話』をするきっかけになれば」
 四月中に百セットを製作予定。費用は六十万円。二月七日まで、クラウドファンディングサービス「READY FOR」で寄付を募っている。

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