立川ホーネッツ 創部4年チーム初"優笑" 東京中学女子新人戦

2021年1月21日 01時00分
 東京中学生野球選手権女子新人戦は昨年12月13日、東京都江東区の夢の島野球場で決勝が行われ、立川ホーネッツ(立川)が府中ピンクパンサーズ(府中)を破り初優勝。1年生大会は鐘ケ淵イーグルス(墨田)が大塚オールスターズ(文京)を退け、10年ぶり2回目の優勝を果たした。 (都丸満)
 ▽決勝
立川ホーネッツ
    0000403|7
    0000001|1
府中ピンクパンサーズ
(立)奥谷世玲奈−吉岡凛
(府)黒木奈菜、佐藤美沙希−岡田彩乃
【個人賞】▽最優秀選手 奥谷(立)▽優秀選手 佐久間美羽(同)篠本こはる(府)西出彩香(文京Vシスターズ)秋山恵(オリオールズレディース)

[photo] 優勝した立川ホーネッツ


 堅守で援護


 女子新人戦が併催されたのは4年前。その年に創部された立川ホーネッツが、府中ピンクパンサーズを破り初優勝。今大会から新調された優勝旗を手にし笑顔があふれた。
 初戦で快勝した立川は、昨年の女王・文京Vシスターズとの準決勝では、0−2から粘り強さを見せ逆転サヨナラ勝利し決勝の舞台に上がった。

[photo] 全3試合で完投した立川・奥谷


 その決勝では、奥谷世玲奈と、府中・黒木奈菜の投手戦となり、ともに好機を生かせないまま、4回までスコアボードにゼロが並ぶ、手に汗握る展開となった。均衡を破ったのは5回表、先頭の6番・本田りな、滝口桜桃、古井莉深の連打で先制。1死後には奥谷の適時打に続き、山根彩英の2ランスクイズが決まり4点をリードした。

[photo] 2回、中堅へのヒット性の飛球を好捕し、ナインに迎えられる立川・本田(左から2人目)


 大会を通じ「打たせて取ろうと意識していた」と言う奥谷。そんな左腕を、2回には1年生のセンター・本田が、6回にはレフト・滝口が好捕するなど、内野陣も鉄壁の守備で援護し、府中打線に攻撃の隙を与えず6回まで3四球無安打と抑え込んだ。最終7回にはダメ押しの3点を加え、その裏には1点を許すも後続を打ち取り頂点に立った。

[photo] 7回、5点目のホームに滑り込む立川・山根彩英


 全3試合で完投し、優勝に貢献した奥谷。6回までの無安打投球に「エッ?知らなかった」と自身の好投に驚き、藤井千朗監督は「彼女(奥谷)の頑張りに周りが支えてくれた。来年に向けていいスタートが切れました」と語った。ケガでスタメンから外れ、ベンチでチームをまとめた竹内舞衣主将は「一丸となって優勝してくれて、すごくうれしいです」と声を弾ませたが、「ゴールはここではない。都大会で優勝して全国に行くのが目標」とキッパリ。
 都大会での公式戦初勝利から4年、チーム史に新たな一ページを刻んだ立川が、新たな目標に向け動きだす。




無念!府中流れつかめず銀メダル


 「完敗です」と天を仰いだ府中ピンクパンサーズの西村秀信監督。メンバーは違うが、9月の都大会に続き準優勝に終わった。

[photo] 準優勝の府中ピンクパンサーズ


 初戦の10−2に続き、準決勝でも第8、9回大会で連覇しているオリオールズレディース(町田)に7−2と打ち勝ってきた。だが、決勝では相手野手陣の好守にも阻まれ、3回まで3者凡退と打線が沈黙。4、6回には、四球から得点圏にランナーを置くもホームが遠く、最終7回に木村莉咲主将、篠本こはるの安打で一矢報いた1点がやっとだった。

[photo] 最終7回裏、篠本の適時打で一矢報いた府中だったが…


 「チャンスで一本出ていれば、流れがかわったかな。今年は決勝で2連敗。決勝の舞台に立てているのに…」と西村監督。「ここまで来たので勝ちたかったけど、力を出し切れなかった」と悔しさをかみしめた木村主将。「春の都大会で勝ち進めるように頑張っていきたい」と前を向いた。






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