ワクチン集団接種へ全国初の訓練 川崎市で医師ら参加、動線の滞りも

2021年1月27日 21時56分
 厚生労働省と川崎市は27日、市立看護短大の体育館で、新型コロナウイルス感染症ワクチンの集団接種を想定した会場運営訓練を行った。医師や看護師ら必要な運営スタッフの人数や、会場の「密」を避けられる動線などを確認した。全国初の訓練で、様子を収めた動画を全国の自治体に配布する。

プライバシーへの配慮から区切られた新型コロナウイルス集団接種の運営訓練会場。写真手前が接種室=川崎市幸区の市立看護短大で

 訓練には医師や看護師、スタッフ24人と接種を受ける市民役の20人が参加し、ワクチン承認が見込まれる米製薬大手ファイザー社も協力。受け付けから予診(問診)票記入、医師の問診を経て、看護師が注射器でワクチンを打つしぐさをした。さらに接種済み証の受け取り、副反応をみるために15~30分待機する経過観察まで、集団接種の流れを確認した。
 1人が接種を終えるまでの時間は13~26分と幅があった。特に医師の問診で、持病や副反応への心配など相談が長引き、動線が滞ったという。川崎市の田崎薫・保健所長は「接種にはスピードに加え、丁寧さも大切。円滑かつ確実、安全に接種できるようにしていきたい」と述べた。(安藤恭子)

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